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摂食障害(過食症・過食嘔吐)無料相談 本当は怖い過食症ブログ

本当は怖い過食症

【ダイエット・摂食障害・拒食症・過食嘔吐の体験談ブログ】 摂食障害(拒食症、過食症、過食嘔吐、下剤乱用、チューイング・噛み吐き)は、本人が思っている以上に心と体を蝕む怖い病気です。 まずは過食症の本当の恐ろしさ、大変さを理解すること。 それが治すための第一歩です。 無料相談が出来るサイトも紹介しています。

本当は怖い過食症 3連作

30347  本当は怖い過食症  その③    2006/06/04 22:45   女性 自由業 26歳 A型 広島県 

 【精神安定剤バージョン】

 過食症になって5年目くらいの時精神科に通い始めました。 デプロメール(SSRI)(食欲も落ちた)と、ガスモチン(胃薬)と、セロクエル(精神安定剤)、レンドルミン(睡眠促進剤)、コントミン(安定剤) これらを飲み始めて、症状が少し減りボーっとできるようになりました。何も考えずに。感情があまり無く。 だから、仕事が少し続けられるようになりました。 毎日薬を10錠くらいのんでいて、耐性がつくと13錠15錠と勝手に増やしていきました。

とりあえず、手に職も無く職歴も何ヶ月かで辞めたものばかりで、それを気にしなくても良い、ホステスの仕事をしました。最初はとてもうまくいっていました。安定剤のおかげで人と話すのがあまり苦じゃなくなったのです。 薬のおかげで症状は一日2~3回くらいで治まっていました。 

ですが、気がつかなかったのは、薬とお酒の相性がとても悪いことです。6時くらいに薬を飲み8時くらいにお酒を飲むと、10時には吐き気がしました。気持ち悪さを抱えながら笑顔でした。そして誰にも薬を飲んでいることをいえなかったので愚痴も言えませんでした。さらに、リストカットとアームカットをしていた傷が、服からはしっかりと見えていました。傷は隠せませんでした。色々なことを言われました。 その気持ち悪さに耐えることが出来ずにまた安定させようと安定剤を隠れて飲む為お水が無く、つばをためて飲み込もうとすると喉に引っかかりました。デプロメールという薬は、喉に引っかかると4時間くらい喉が焼け付くように痛く、熱く、ただれたような感じでした。引っかかっていて溶けないのです。ですが逃げ場がありません。嘘を隠す為の嘘が大変なことになっていました。(私の心の中でだけ)

仕事は12時までだったのでそれから飲酒運転で帰宅途中にコンビニで買いたい放題買っていました。詰め込み詰め込み、喉につっかえている薬も押し流そうとしましたが無駄でした。帰り道の途中の草原で嘔吐。家に帰ったら全てを胃までも洗うように嘔吐でした。そして眠気は来ません。気持ちが悪いので睡眠剤を飲みたくてもさらに気持ちが悪くなるのが嫌なので飲めませんでした。だからおきていて、あさ9時くらいにやっと眠れるような3年間でした。(薬服用期間3年程)

途中で飲酒運転で捕まり20万円払いました。当然の報いですが、何が悲しくて泣いてるのかわかりませんでした。捕まえて牢屋に入れて死刑にして欲しいくらいでした。

薬を飲んでいてお酒を飲むと(飲まなくてもなるものもある)時々記憶がなくなります。人にすごいことをしていたり、気がつかないうちに知らないところで寝ていたり。あとは大量服薬で、白目をむいて、精神異常者のような振る舞いをしたこともあると、後で聞かされました。警察に通報されるかもしれませんでした。 お薬の怖さも深いものがあります。全ては過食症から来ているものです。

 【キャッシングバージョン】

一人で暮らしていて、その時は過食嘔吐が始まって3年目くらいの時、環境を変えれば治るかもしれないと一人暮らしをはじめた訳でした。

はじめは、ひと月分のお金を持って仕事を始めたのです。しかし、過食嘔吐は環境を変えても何も変わりませんでした。 さらに症状が出て体がきつく、週六日働いて(調理場で朝9時から夜11時まで)体力がぎりぎりでした。人間関係は、シェフと奥さんが2人でやっていてその間に入るのがとてもやりにくく奥さんがとてもきつい人でした。 仕事の内容はあれこれ考えずひたすら仕事をし続けると言うので、人間関係が苦手な私にとってはまだ楽でした。

夜家に帰り着くと12時前で、それから夜ご飯は食べなくてもいいのにおなかはぺこぺこで抜いた方が吐かなくていいからと、我慢できた日もありました。でも次の日の朝6時くらいに起きてはわずかな食事も吐いていました。それから仕事に行くの嫌でたまりませんでした。お金もそこをつき始め、キャッシング機能付きクレジットカードを持っていたので、休みの日に迷わずキャッシングしました。気持ちのやり場がなかったのと、キャッシングの怖さを知らなかったからです。

まず、1万円借りました。無邪気にホッとして、食べ物にありつけたと一安心しました。その後の気持ちはみんな想像がつくと思います。 お財布には無かったはずのお金が入っているのです。「なにか買える♪」  と思い冷蔵庫が満足するくらい食材を買ったり、ファーストフード店のはしごです。気持ちはすぐさま奈落のそこへ落ちました。

1万円は1日でなくなりました。その日のうちにまた1万円。それが出来ると思うと仕事に行く気もなくなりました。 引越しをして仕事を初めわずか2週間で仕事をやめキャッシングをしました。それからキャッシングで生計を立てていました。何週間かすると50万円の限度額いっぱいです。本当に行き場がなくなって、借りた1万5千円を返済に入れましたが、返したのは7千円ほどで残りの8千円は利息分でした。 日雇いのバイトをしながら返済したらいいと軽く思っていました。症状が出ながら。

カードは4枚目に突入しました。自転車操業?というやつです。他のカードでキャッシングして、他のカードの返済をしていました。それも限度額いっぱいになり、新しくカードを作ろうとしたらもう作れませんといわれました。連携しているのでしょうね。 ローンとか支払いとか全てあわせ総額250万円位になりました。稼げばトイレに流し日に日に利息は増えていくばかり。電気が止められガスも止められました。家賃は滞納していました。

その時、共依存だったと思われる彼氏がいました。その人とデートする時はキャッシングしておごってあげたりしていました。何も言えずに。一人暮らしを引き上げる何週間か前に、その人に過食症だと言うと、「自分もそうだ」と言われました。「どれくらい食べるの?」と聞かれ、「ご飯11合」といいました。返事はありませんでした。連絡を無視されるようになりました。

何もなくなり首つりをしようと、ベルトを玄関の鉄のばねにくくりつけ乗ったら1秒くらいで引きちぎれました。死ぬことさえ出来ない。最悪の気持ちの思い出でした。

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