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摂食障害(過食症・過食嘔吐)無料相談 本当は怖い過食症ブログ

本当は怖い過食症

【ダイエット・摂食障害・拒食症・過食嘔吐の体験談ブログ】 摂食障害(拒食症、過食症、過食嘔吐、下剤乱用、チューイング・噛み吐き)は、本人が思っている以上に心と体を蝕む怖い病気です。 まずは過食症の本当の恐ろしさ、大変さを理解すること。 それが治すための第一歩です。 無料相談が出来るサイトも紹介しています。

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子供の心に傷を残さないために

女性 会社員 33歳 東京都

高校1年の時のダイエットがきっかけで、拒食→過食を経て、過食嘔吐に。

大学に行ったら、止まるかも。
就職したら、止まるかも。
結婚したら、止まるかも。

人生の節目の度にそう思ってきたけど、止められなかった。

でも、一つの命を産み育てるという、妊娠・出産となれば、今度こそ止まると思っていた。

長男を妊娠したのは、過食嘔吐15年目の30歳。

初めての妊娠で気持ちは高揚、そこに加えて体重増加にすごく厳しい産院だったので、拒食ぎみに。
もともとお酒が大好きで毎晩かなり飲んでいたのをやめたことも手伝って体重が減っていき、ルンルン♪ 

安定期に入ったら、太りすぎないよう、会社から2時間歩いて帰ったり、かなりストイックな妊婦生活を送っていた。

ところが、妊娠7か月の時、切迫早産に。

入院こそまぬがれたものの、食事とトイレ、お風呂以外は寝た切りという完全な自宅安静を言い渡される。
寝た切りということは、カロリーを消費しない。

ただでさえ太りやすいと言われる妊娠後期。
カロリー計算に拍車がかかり、1日1000キロカロリーくらいの食生活を送ってしまった。

今思えば、助産師さんのそういう方針もどうかと思うのだけど、検診のたびに減ったり、
もしくは横ばいの体重で誉められていた私。

検診の時に体重を増やさないように、という思いがあったため、検診まではローカロリー生活で頑張り、
検診が終わると、産院の下のコンビニで食べ物を買い漁ってタクシーで帰宅。(お腹が重いし、大量の食べ物で歩いて帰ることもままならなかったのです)

そして、もちろん、その後は嘔吐、嘔吐、嘔吐。

この長男の時は結果的に、何の問題もなく出産することができましたが、同じような妊娠生活を送った第2子の時は、
予定日通りなのに出生体重が2100グラムしかなく、かなり危険な数日を送ったのです。

今思えば、長男の時の切迫早産も、第2子の低体重も、拒食&過食嘔吐が原因。
当時は、原因がそこにあることにすら、まったく思いがおよびませんでした。

でも、もっと大変なのは、出産してからでした。

妊娠中、体重を増やさないことにすべての意識がいってしまっていたので、その反動で出産後は甘いもの、カロリーの高いものの“奴隷”に。
赤ちゃんが寝た時を見計らって近くのコンビニに走り、大量のスイーツやスナック菓子を購入してきました。

帰宅して、せっかく今から食べようという時に赤ちゃんが起きると、イライラ、イライラ。
赤ちゃんのうちは、無理矢理オッパイで寝かしつけたり、抱っこ紐で抱っこしながら食べたり。

お座りできるようになると、菓子パンやスイーツの包み紙で遊ばせながら、その前でむさぼるように食べまくっていました。
1歳を過ぎてからは、子供の好きなテレビを見せ、食べ物を与えて気をそらしている間に、食べ物を詰め込み、トイレで吐く日々が続きました。

出産前は、出産で過食嘔吐が止まると思っていたのに、止まるどころか、育児のストレスが過食嘔吐に拍車をかける結果です。

子供のためにと作った手作りのおやつを全部食べてしまったり、甘くておいしい粉ミルクをなめつくしてしまったり。
夜中に家中の食べ物を食べつくしてしまい、朝になって、子供に食べさせるものが何もなくなり、呆然としたり。

さらには、過食嘔吐を止められない自分に対する自己嫌悪がストレスとなって、それを子供にぶつけてしまう自分。
最初は、怒鳴るだけだったのが、捨て台詞をはくようになり、手を上げるようになり、子供が脅えた目を見せるまで言葉で追いつめるようになり……

それでも、そんな私を「ママ、ママ! ギューして!」「ママ、好き!」と慕ってくる長男。
これ以上、長男の心に傷を残さないためにも、今ここで過食嘔吐を止めたいと強く思っています。

世代間連鎖は、絶対に避けたい!!
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