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摂食障害(過食症・過食嘔吐)無料相談 本当は怖い過食症ブログ

本当は怖い過食症

【ダイエット・摂食障害・拒食症・過食嘔吐の体験談ブログ】 摂食障害(拒食症、過食症、過食嘔吐、下剤乱用、チューイング・噛み吐き)は、本人が思っている以上に心と体を蝕む怖い病気です。 まずは過食症の本当の恐ろしさ、大変さを理解すること。 それが治すための第一歩です。 無料相談が出来るサイトも紹介しています。

有給も使い果たし

あなたは過食症の苦しさをどれだけ知っていますか?

怖さをどれだけ想像できますか?


(以下相談者の体験談です)
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女性 会社員 36歳 A型 愛知県

まさか自分が過食症になるとは思ってもいませんでした。
過食症になる前は、誰もが羨むスリムな体型で、自分に自信を持っていました。

私は2度目の結婚でDVの被害に合いました。
私の意思は頭ごなしに否定されるので食べたいものも食べることができない、そんな状況でした。

病院から警察に通報され、互いの親の知ることとなり、精神科へ通うことになりました。
それでも夫は自分の暴力を肯定し、私がうつという病気患ってしまったことを認めませんでした。

逃げるように別居しましたが、見つかるのが怖く雨戸も開けることができない、シャッターの無い窓は段ボールで目張りするなど息をひそめて暮らしていました。

その時ぐらいから過食の症状が出てきたと思います。

誰にも咎められることなく、自分の好きな時に好きなものを好きなだけ食べることができる喜びに浸りました。
最初はインターネットでおいしそうなスイーツを注文しました。訪問者は怖いのでコンビニ受け取りです。

夜中に変装して受け取りに行きました。食後にスイーツを食べました。
一人で食べないといけないので、毎食後食べるようになりました。

その辺りまでは過食という実感もありませんでしたし、食べることができる喜びの方が勝っていました。

その後も危険を冒して買い物に行かなくて済むネットのお取り寄せにどんどんはまっていきました。
1か月もたたないうちにスイーツや冷凍ピザが主食になりました。

いけないなぁと思いつつも食べたいものがどんどん出てきて次第に食欲も買い物も止まらなくなりました。

そのうち、DV夫との離婚が暗礁に乗り上げ、そのストレスで過食を実感するほどの食べっぷりになりました。
ピザだったらMサイズを5~7枚。焼けるのもままならず凍ったままたべることもありました。

米も5合炊き、炊けるのを待てず芯が残ったままのご飯をジャーを抱えて食べたこともありました。
吐こうとしても吐けないので苦しい気持ち悪いお腹がパンパンの状態で横になる、そんな毎日でした。

過食をしたあとは自己嫌悪に陥ります。横になったまま動けません。

精神科での診察でもしばらくは過食について言うことができませんでした。
食べることができなかったので「最近は食べれてる?」と聞かれるので「食べれてます」と答えてしまっていました。

本当は「過食しすぎて苦しいんです!」と訴えたかったのに。

過食している自分はモンスターの様です。
過食モードに入ると顔つきがキッと変わるのが自分でも分かります。

手当たりしだい冷蔵庫を空っぽにします。
冷蔵庫に食料が無くなると、小麦粉を水で練って焼いて食べたりもしました。

味も何も関係ありません。食べないではいられないのです。苦しくなるまで手は止まらないのです。

2ヵ月程で体重は激増。吐いていたパンツは履けなくなりました。

その頃ようやく主治医に過食のことを話せました。
でも私が苦しんでいる程の対応ではなく、「今は食べててもいいんじゃない?」「全然太って見えないよ」「過食は薬では治せないよ」との答えでした。

心底がっかりしました。そして即時4ヶ月の休職が言い渡されました。ゆっくり休みなさいと。

しかしゆっくり休んでなんかいられません。
会社に行かなくなったら食べるしかありません。

毎日毎日過食です。収入もありません。なのにカードの請求書は20万30万です。
どんどん薬も増えて行き月に1万5千円もかかるようになりました。

いいよと言われた気功にも行きました。でも翌日から過食です。1回でやめました。
耳つぼもやりましたが、翌日から過食です。

こんなに太ってどうしよう?
そんな焦りからエステで40万~50万の大金契約し、食事制限が守れなくなりストレスになり、行っては増えてると怒られ、結局解約。

こんなことを何回繰り返したか分かりません。

過食する毎日が嫌で嫌で家にいたくなくて会社復帰をお願いしました。
会社にいる方が食べなくて済むと思ったからです。

会社復帰はしましたが、一回りもふたまわりも大きくなった私に容赦なく「太った?」「元気そうになったね」「今ぐらいがいいよ」と言葉が突き刺さります。
太りたくて太ったわけじゃないし、1日でも早く過食をやめたいのに・・・。

会社に行く前に過食するようになりました。
最初はコンビニが混雑しない時間帯を狙って相当早くに家を出て朝ごはんと昼ご飯を買いました。

でも、車の中で全部食べてしまうのです。そして会社に行くまで何件もコンビニをはしごします。
そして何とも言えない嫌な気持で会社に行きますが仕事は手につきません。

そのうち会社でも机の下に隠れてパソコンの陰に隠れても食べるようになりました。

コンビニで朝ごはんと昼ご飯を買うのはやめました。前日の夜中に買い物をし朝食べることにしました。
コンビニのはしごはなくなった代わりに早朝から過食が始まり、過食するともう会社に行けない状態になりました。

ついに有給も使い果たしました。にっちもさっちもこの調子では解雇されてしまう。

そこまで行き詰った時ここにたどり着きました。

私は6カ月で体重が15キロ増えました。過食の量も金額も10倍になりました。
1日3000円~4000 過食の額が1日3000円~4000円、毎日続いていました。

思い切ってここに電話した日から過食はストップしています。
電話しなければ、1日3500円×30日×12か月=1年126万、いやもっと過食の頻度も量も増しているはずですので、自分ではもうまかないきれない額過食に費やしていたはずです。

どうにもならず万引きにも手を染めていたかもしれません。会社も行けなくて解雇されていたでしょう。
経年増加というのは本当に怖いです。甘く見ていると泥沼に引きずり込まれて抜け出せなくなってしまいます。

私の場合80歳まで過食をしていたら今のペースでも5600万円という大金です。家が買えてしまいます。
ただそんなお金はあるはずもありません。

どうしていたのかと考えるだけでもぞっとしてしまいます。


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