忍者ブログ

摂食障害(過食症・過食嘔吐)無料相談 本当は怖い過食症ブログ

本当は怖い過食症

【ダイエット・摂食障害・拒食症・過食嘔吐の体験談ブログ】 摂食障害(拒食症、過食症、過食嘔吐、下剤乱用、チューイング・噛み吐き)は、本人が思っている以上に心と体を蝕む怖い病気です。 まずは過食症の本当の恐ろしさ、大変さを理解すること。 それが治すための第一歩です。 無料相談が出来るサイトも紹介しています。

「慣れ」の怖さ

初めて食べ過ぎたり、吐いたりした時、病気だと認識出来た時、
誰にでも多少の焦りや不安があった思います。

でも、どうしてでしょう。
過食症の人は、何回も何回も、過食や嘔吐を繰り返していくうちに
その異常さに慣れてしまい、異常なことすら分からなくなってしまう人がとても多いです。
健康な人は、食べたものを吐いたりしません。

過食症はうつ病やパニック障害と同じ、心の病気です。
必要以上のものを食べたり、痩せたいから吐くのは習慣ではありません。
病気の症状です。

*------* *------* *------* *------* *------*

女性 会社員 32歳 O型 東京都

過食嘔吐を始めてから11年目の春、結婚4年目にして妊娠した。
待望の赤ちゃん、嬉しくて仕方なかったが、無事生めるか不安もあった。

実はこの妊娠の半年前にも妊娠したが、初期流産していたからだ。
心拍確認後の流産…それまで生きてきて1番辛い出来事だった。

この時は妊娠に気づくのが遅く、毎日のように過食嘔吐しており、その最中にも出血していたから、過食嘔吐が原因だったのかもしれない。

すごく後悔して、次の妊娠のためにももうやめるって決めたのに、結局治らなかった。
妊娠したらやめるはずだ、まさかやらないだろうって何となく思っていたけど、止まらなかった。

どんどん大きくなるお腹を気にしながら、なるべくお腹に力を入れないように吐く毎日。
嘔吐の後はお腹も張り、自己嫌悪でしょっちゅう泣いた。
臨月には普通に食べるのも苦しく、過食量は減ったがやめられなかった。

お腹の子が何らかの障害があったらどうしよう…そんな不安からさらに過食に走るという悪魔のスパイラルにはまり込んでいた。

ある日の夜に過食嘔吐し、夜中に体調不良で嘔吐と下痢と発熱、病院へ行き急性胃腸炎と診断された。
そして翌日に陣痛が来て出産。
今思うとあれは急性胃腸炎ではなく、過食嘔吐していた身体がもうすぐ出産だよって悲鳴を上げたのかもしれない…。

子供は健康で、生まれてきてくれたことに感謝した。

それから1ヶ月は里帰りしていたこともあり、子供のお世話に精一杯で過食どころではなかった。
自分の身体もしんどかったから、過食する気にならなかった。

けれど、1ヶ月検診で日常生活OKと言われてから再発した。
今まで頑張ったし1回だけ…そう思ったのが始まりで、それからはもう止められなかった。

子供が昼寝した隙に、久しぶりの外出に多少フラつきながらスーパーへ行き、吐くための大量の食料を買い込んでは食べる、吐く。

好きなものを好きなだけ食べられることが毎日の楽しみとなった。

そのうち子育てしながらの過食嘔吐のリズムを掴み、特に罪悪感も無くなっていた。

しかしある日、過食中に子供が起きてしまい泣いた。
けれどいったん始まってしまえばもう止められない、泣いてる子供を放置し、ごめんねごめんねってって思いながら嘔吐した。

それと同時に、なんで今起きちゃうのよ~、いつもは寝てる時間なのにってイライラしたりもした。

子供は思い通りになんてならないのに。
私が子供のペースに合わせて生活しなければならないのに。
ダメな母親、自分は最低だって、怖かった。

泣きまくってグシャグシャの顔で私の顔を見た子供が、まだ泣きながら笑顔になった時、あぁ、もうやめようって気持ちがストンと落ちた。

このまま過食嘔吐が治らなければ子供にとてつもなく悪い影響が出てしまう。
家庭も崩壊する…

相談して、改めて過食症の怖さを知りゾッとした。

今日でストップして5日目。
ここで完治させるように頑張りたい。

現在、妊娠中の人、妊娠を考えている人へ。

過食症は最悪子供を死なせてしまう可能性もある、大変恐ろしい病気です。
過食症を治さないと、幸せな子育ては絶対出来ません。

妊娠すれば治る、出産すれば治るはず… 嘘です、治りません。
私もそう思っていましたが、病気の症状は自分の意志では治るものではないので、止まりません。

後悔しないため、この場で完治させてください。

一緒に頑張りましょうね。
PR