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摂食障害(過食症・過食嘔吐)無料相談 本当は怖い過食症ブログ

本当は怖い過食症

【ダイエット・摂食障害・拒食症・過食嘔吐の体験談ブログ】 摂食障害(拒食症、過食症、過食嘔吐、下剤乱用、チューイング・噛み吐き)は、本人が思っている以上に心と体を蝕む怖い病気です。 まずは過食症の本当の恐ろしさ、大変さを理解すること。 それが治すための第一歩です。 無料相談が出来るサイトも紹介しています。

お腹の子を疎むように

本当は大切な子供。

でも、過食嘔吐のせいでその大切な子供まで疎むようになってしまうことも。

子供ができたら過食症は治るなんて、思わないでください。


(以下相談者の方の体験談です)
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女性 主婦 27歳 O型 宮城県

子供を産めば過食嘔吐なんて自分の中から消えると思っていました。自分の意思次第って思ってたから。あんなに可愛い存在が毎日側にいたら、私の意思は強靭に強くなって、過食嘔吐なんて絶対しない!

そう思っていたけど、実際はそう簡単にはいきませんでした。

私は23歳のときに妊娠しました。過食嘔吐が酷い時期でした。妊娠に気付いたとき、今の自分の状況で?と不安もよぎったけど、産むことを選びました。

もうこれからは自分の体を大切にしよう。1人の体じゃないんだから!

最初は本気でそう思っていました。
だけどやっぱり過食は止まらなかった。お腹の子を思うとさすがに嘔吐はしなかったけど、ひたすら食べ物を胃に詰め込む毎日でした。

妊娠したら健康的な和食を一日三回。
そんなのは夢のまた夢で、一日中菓子パンやチョコレートに溺れ、いくら妊娠中は太るといっても、尋常じゃないスピードで太っていきました。

そして自己嫌悪。本当は1gだって太りたくはないのに、まるで自分は豚みたいと思うと、親になる喜びなんて消え失せて、太った悲しみしかなくなりました。

子供がお腹にいなきゃもっと吐いたり拒食したりできるのに!!と、最後は小さな命を疎むようになりました。

安定期にも入ったのに、もう堕す!と暴れながら泣いて、旦那を散々困らせた日もありました。

それでもなんとか出産したけど、臨月のときは23キロ増えていて、母子手帳は体重管理の赤いハンコだらけで、なんだかもう産まれたばかりの娘なんかどうでもよくて、頭の中は体重のことしかなかった...

早く痩せなきゃと焦る私は母乳育児なんてそっこう放棄で、ご飯を食べなくなった。母乳のために栄養を...なんて考えたくありませんでした。

代わりにハマったのがお酒でした。朝から晩まで酔っ払っていて、お酒で食べ物に対する欲求を押さえつけていました。
半年もすると、体重は妊娠前より減り、私は毎日我が子の顔より自分の浮き出た鎖骨や腰骨を見ながら、さすりながら、恍惚としていて、その顔は母の顔ではありませんでした。ただの病んだ女の顔でした。

そして産後一年で過食嘔吐は復活しました。過食嘔吐したいのについてまわる娘がもはや邪魔で仕方ありませんでした。過食嘔吐したいのになかなか眠ってくれないと、イライラして幼い我が子に暴言も吐きました。

「ママ!ママ!」と寄ってくる娘に、何度「うるさい!!」と怒鳴ったことか...そして自分の食べているチョコレートを与え黙らせ、まだ小さいからなんて甘い考えで目の前で嘔吐もしていました。

二歳になった娘は時々、手を口元にやって、おえっと嘔吐の真似をしたりします。
それを見たときゾッとしました。
そして娘の口癖は‘うるさい!’です。全て私のせいです。

だけど、こんな最低な私でも、娘がお腹に宿ったとき、守りたい!と思った心は残っていて、なんとか治そう治そうともがいています。そして、1人ではもう病気に勝てないと思った私は、旦那にすべてを打ち明けました。

旦那は一緒に治そうって言ってくれました。少しづつ少しづつの道のりだけど、今前よりちょっとマシになって、娘と公園にいったり、絵本を読んであげる時間が増えてきました。

私は必ず病気を治して、世代間連鎖の鎖を切ってやる!って思ってます。娘が幸せになるには、まず私が心から笑えるようにならなくちゃと思います。

私は本当は娘が大好きで、宝物で、何より大切な存在。
ゴメンね、ママは頑張るよ。自分もまわりも不幸にするこの病気に負けないよ。

今心からそう思ってます。沢山傷つけたぶん、挽回してみせます!
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