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摂食障害(過食症・過食嘔吐)無料相談 本当は怖い過食症ブログ

本当は怖い過食症

【ダイエット・摂食障害・拒食症・過食嘔吐の体験談ブログ】 摂食障害(拒食症、過食症、過食嘔吐、下剤乱用、チューイング・噛み吐き)は、本人が思っている以上に心と体を蝕む怖い病気です。 まずは過食症の本当の恐ろしさ、大変さを理解すること。 それが治すための第一歩です。 無料相談が出来るサイトも紹介しています。

心から、笑えるように

女性 自由業 35歳 B型 神奈川県

今までの事を振り返ってみたいと思います。

私が、はじめて過食嘔吐したのは、今から14~15年前。
20代になった頃です。

専門学校からの帰り道、どうしてもお腹が空いて、色んなお菓子を買って食べるのが楽しみでした。
でも、その反面、痩せたい!って思っていたので、いつも我慢もしなくちゃって思ってました。

一番太っていた時期だったな。

食べたい、痩せたい、、とにかく今の自分が嫌い。
それで、ある日、吐いてみようと思ったのが切っ掛けでした。

驚くほど、すんなり吐く事が出来た。
指もなにも使わずに、のどと腹筋を使って、面白いほど吐けました。

異常に食べたものをちゃんと吐き出す事が出来て、とても安心したのも憶えてます。
それから、いけないと分かっていても、お金を無駄にすると分かっていても、今をとにかくやり過ごすために過食嘔吐してきました。

実家にいたときは、コンビニで大量に買って、夜こっそり食べて、そのビニール袋に部屋で戻してました。
両親に気付かれない様に、早朝ゴミ出ししてた事も。

机の下に、何袋も溜まって、胃液と混ざった変な甘ーい匂いが漂ってました。
見つかるのも怖かった。自分が異常だって思うのも怖かった。

虫歯にもなってました。前歯以外はほとんど治療してました。。
過食嘔吐のせいだって、分かってて。悲しかったなぁ。

過食嘔吐してる自分は確かにいるのに、人前に出ると明るくて前向きで、夢に向かってがんばってる。
そのギャップで、疲れて、また過食、、。もの凄く後悔して、自分を責めて、また嘔吐。。

思えば、過食嘔吐することで、なんとか生きて来た様にも思えます。
両親は、自営業で、とても仲が良く、愛し合っていると小さな頃から自慢でした。

でも、反面、喧嘩もとても多かった。
喧嘩する度に、父は大声で怒鳴り、母はヒステリックに泣いて閉じこもり、、何日も口をきかなかったり。。

目を腫らした母を私はその度に慰めて来ました。
反省する父の話しも聞きました。

幼い頃から、私が二人の間に入って、何とかしなくちゃって思っていました。
だって、二人はどんなに喧嘩しても、本当は愛し合ってるのを知っていたし、思い出してほしかったから。

すごく、両親の関係に敏感になってしまったと思います。
歩く足音、車のドアの閉め方で、喧嘩してるかどうか分かったくらい。

父は、とても熱心に子育てしてくれていたと思います。
小学校と時は、毎日、夜勉強を見てくれてた。でも、私にとって、苦痛でした。

分かるまで、眠れず、怒られながら算数の問題を解く。。
恐怖に近かった。とにかく、父に怒られない様に、、早くこの時間が終わる様に、、と。

私は泣いて疲れ果てて部屋で寝ていると、必ず父はやって来て、『ごめん』と怒り過ぎた事を謝ってました。
母は、いつも慰めてくれましたが、『お父さんは、一生懸命になると、怒ってしまうの。愛してるからだよ。許してあげてね』と言ってました。

私は、その度に、『うん』とうなずいて、分かったと言ってましたが、心の中は『だいっきらい!!みんな、しんじゃえ!!』って思ってた。
だけど、、親の事は愛してる。だけど、親が精神的に不安定になると、本当に胸が苦しくなって、、、。

両親が仲直りすると、ホッとして、やっと安心して眠れました。。

そんな中、段々と、両親に『隠れて』何かすることを憶えていったんだと思います。
両親の前では、可愛い良い子。

でも、どこかで、そう思っている両親を蔑んでる気持ち。

本当の私の事なんて、分かりもしないくせに!と。
喧嘩して、大騒ぎして、けろっと仲直りして、、人騒がせな奴ら!と。
私が泣けば、『ごめんね』と我に返るダメな親!と。

大好きなのに、大きらい。
そんな複雑な気持ちで、23まで実家で暮らしました。

過食嘔吐は、その反動でもあったともいます。

私の痩せたいという願望は、、
幼い頃、兄は女の子に間違われる位、可愛いかったけど、私は大福みたいに太って重くて、
誰も抱きたがらなかった、、と言う様な話しを聞かされていたのが原因の一つです。

悲しかった。ショックだった。

多分、大人達は、ちょっとした冗談の一つで面白半分に言っていただけだと思うけど。。
でも、幼い私には、『私は本当は愛されていない』と思うには充分な言葉だった。

身長が高い事もあって、『大きい』と言われる事が多かった。
今思うと、スタイルが良くて、ちっとも太ってなかったのに、太ってると言う気持ちがない時はなかった。

痩せて、華奢になれば、私は愛される。太ったら、愛されない。
そう信じ込んでしまったのだと思います。。

摂食障害になって、色々な事が原因なんだなぁと分かって来ました。
実家が嫌になって家を出て、彼と同棲しても、過食嘔吐は続きました。

バイトした飲食店では、帰りにもらった総菜パンや菓子パンを食べて吐いたり、、
何件もカフェやファーストフードをハシゴして吐いたり、、
飲み会があって、一杯食べてもトイレで吐き戻してました。

彼と別れて、一人暮らしすると、また過食嘔吐はひどくなるばかり。。
休みの日は、昼間から夜まで何度も買って、食べて、戻すを繰り返したときもあります。

その間、何回も止まった事もありました。
もう治った。私は大丈夫。私は良い私になれた!って思う事が何度もあった。

でも、結局また繰り返してきました。
結婚して、出産しても。。

今、可愛い息子を授かる事が出来て、本当に幸せなのに、でも、過食嘔吐しているんです。
私の心の奥にいる、インナーチャイルドは、本当の安心と愛を渇望し続けています。

子どもが泣いているのに、トイレで慌てて嘔吐、、
子どもが寝たあと、急いでコンビニへ走って、過食する食品を買う、、

疲れました。本当に、自分がしんどい。
そう思って、このままじゃいけない!って思って、センターに出会い、電話しました。

私が、心から笑える様に。
毎日をポカポカな気持ちで向かえられる様になります。

分かり辛い長文を、もし読んで頂いた方がいたら、本当にありがとうございます。
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