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摂食障害(過食症・過食嘔吐)無料相談 本当は怖い過食症ブログ

本当は怖い過食症

【ダイエット・摂食障害・拒食症・過食嘔吐の体験談ブログ】 摂食障害(拒食症、過食症、過食嘔吐、下剤乱用、チューイング・噛み吐き)は、本人が思っている以上に心と体を蝕む怖い病気です。 まずは過食症の本当の恐ろしさ、大変さを理解すること。 それが治すための第一歩です。 無料相談が出来るサイトも紹介しています。

どれだけの時間、思い出


過食症になって何年経ちますか。

1ヶ月?
2年?
10年?

どれだけの時間、思い出を過食に費やしてきましたか。

(以下相談者の体験談です)
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女性 無職 31歳 東京都

過食症になってはや15年。本当にあっという間だった。

今思えば、朝起きたらまず何を食べるか、それとも食べないか、食べて吐く時間はあるか、毎日毎食吐く為に食べる事への執着、友達と楽しい食事も、いつ吐こうか、なんて言ってトイレに行こうか、みんなはこのあと遊ぶけど、私は帰ろうか…、そんな事ばかり考えて過ぎていった15年。

どれだけの時間どれだけの思い出を無駄にしたのだろう。

初めは友達に『吐けばいいんだよ』って教えられて、軽い気持ちで吐いた事から始まった。
『ダイエットだから、綺麗に痩せたら辞められる』そう思っていた。

間違いだった。

同じ頃友達の裏切りから始まったシカトが広がり、学校全体が敵に思え、疎外感、寂しさを埋めるように、食べては吐いた。
家族にも沢山沢山辛い悲しい思いをさせた。
娘が毎日毎食吐いてるなんて、毎日一生懸命ご飯を作ってくれてる母には悲しい以外の何者でもない。
沢山沢山ケンカした。
『わかってるよ!わかってるけど、何でか辞められないんだもん!私にも解らないんだもん!』泣きながら訴えた。
大好きな母を傷つけている事、母に理解されない事、食事の度緊迫した空気、母の見る目、イライラ、何も語らず見守る父、全てが苦だった。

そして家を出た。
『強くならなきゃ、私が弱いから、こんなんなんだ。私が強くなれば、過食もやめられて、大好きな家族にまた笑顔だってもどる』

むしろ増加した。経年増加。

仕事がない日は1日中食べては吐き、また一時間もしないうちに食べては吐き、寝るまで続き、夢でも食べて、吐いてないで寝てる自分にビックリして飛び起きる。

『あれ!ちゃんと吐いて寝た?いつの間にか寝てた?それとも夢?』

毎日一人泣きながら吐いた。
自分がただ食べ続けるだけの、過食症に囚われたモンスターに思えた。

もうあの頃には戻りたくない。

今は子供が居てくれるお陰か1日一回に減り、昔よりは軽減している。
でも子供が居なかったら、幼稚園、小学校に行ったらどうなのかは解らない。
もっともっと、食事を意識せず、普通に暮らせるようになりたい。
子供との大切な時間、大切な思い出、大切な家族を見失わないように。
私を取り戻したい。
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