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摂食障害(過食症・過食嘔吐)無料相談 本当は怖い過食症ブログ

本当は怖い過食症

【ダイエット・摂食障害・拒食症・過食嘔吐の体験談ブログ】 摂食障害(拒食症、過食症、過食嘔吐、下剤乱用、チューイング・噛み吐き)は、本人が思っている以上に心と体を蝕む怖い病気です。 まずは過食症の本当の恐ろしさ、大変さを理解すること。 それが治すための第一歩です。 無料相談が出来るサイトも紹介しています。

してはならないことだと思っていた(長野県36歳)

44516  過食症になって    2007/05/25 00:14
  女性 会社員 36歳 AB型 長野県 

 初めて吐いたのが12年前の冬だったのは覚えてる。
それまでは食べるだけで、苦しくて、って待てよ・・
じゃあ、もっと以前から過食症だったんじゃないか・・いま気がついた・・ガ~ン・・
話を戻して。食べて吐く。というのはまんがや雑誌から、そういう人がいることは知っていたけど、
自分とは無縁だと思っていた。
してはならないことだと思っていた。
でも 胃がはちきれそうだった。一度だけなら・・・思ったより簡単に吐けた。
すっと楽になった。あの爽快感。やばい。怖くなって、雪の山道を歩いて国立療養所の精神科へいった。
紹介状も持たずに自分から来たというエマちゃんに先生は戸惑ったようだった。
いま思えば全然見当違いのところへ行ったのだった。とりあえずはそれきりだった。
それからいつ再発したのか、いつごろ、どのくらいだったのか、思い出せない。
何度か おさまっては、また再発した。その度に症状は激しくなっていった。
ここ数年は、一度吐いただけではおさまらず、1日に何度も吐いた。
食べなければいいのか、吐かなければいいのか。
食べてはいけないと思うほどに無性に食べたくなる。ひとつだけなら・・・
ひとつで済むわけなかった。食べたら吐く。
だってこんなに消化できるわけないもの・・・吐いたらまた食べたくなった。
何を食べたいのかはわからなかった。なんでもよかった。
家にあるものはみんな食べてしまう。買い置きはしないことにした。
しかし、いまは便利な世の中だ。こんな田舎にもコンビ二がある。
もっぱら菓子パンを食べるようになった。帰る車の中からもう食べた。
口の中に血膨れがよくできた。気持ち悪いので潰すと、とても痛い。
体のSOSだと思ったが、やめられなかった。食道が切れて出血した。
さすがにそのときは食べられないが、翌日にはお構いなしだった。
どんどん胃は膨らんで。、信じられないほど入るようになった。
ある日、食べながら、不意に感覚が消えた。
こんなに食べたのに苦しくない・・・?あわててトイレに駆け込んだ。
吐けない?!焦った。なんとか吐かなくちゃ!!やっと吐いた・・・
汗だくで心臓はバクバク、体はガクガク。もう やばい。
止めなくちゃ。でもやめられない。食べるときはわからない。
吐くときは恐怖だった。最初の爽快感はとっくになくなっていた。
今度は、吐いているときに感覚がきえた。
しんとしてなにもきこえない。自分の心臓の音さえも。
まわりの光が消えてゆく気がした。足元の地面が揺らいだ。
私は生きてるの?どこにいるの?
コワイ コワい タスケテ タスケテ 体中の細胞が叫んでいる
みたいだった。このままでは死んでしまう。もうやめよう。
そう思ったのに・・・私の頭はもうおかしくなってしまったんだ・・絶望的だった。
ひとのお金に手をつけた・・・大切なものが壊れていった・・・

ここまで読んでくださった方、怖い思いをさせてごめんなさい。
実際にこんな怖い体験はして欲しくないから、書きました。
もっとはやくセンターに出会ったいたら・・・と思うけど、
過去には戻れないから、前を向いて歩いていこうと思います。
待っていてくれる人がいるから。一緒に歩いてくれるみんながいるから。
 みんな だいすきです。ありがとう。
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