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摂食障害(過食症・過食嘔吐)無料相談 本当は怖い過食症ブログ

本当は怖い過食症

【ダイエット・摂食障害・拒食症・過食嘔吐の体験談ブログ】 摂食障害(拒食症、過食症、過食嘔吐、下剤乱用、チューイング・噛み吐き)は、本人が思っている以上に心と体を蝕む怖い病気です。 まずは過食症の本当の恐ろしさ、大変さを理解すること。 それが治すための第一歩です。 無料相談が出来るサイトも紹介しています。

逃げても逃げても過食は追ってくる

女性 無職 36歳 A型 長野県

過食症は、孤独との闘いです。

ほっそりして洋服もかっこよく着れて、仕事となれば頑張り屋でテキパキして元気があって、人には優しく明るく差別もしない、正義の味方でいつも笑顔。
果たして周りの人がそう思っていたかは知りませんが、今思うとそうやって、そうなるように、そうあらねばならない、と際限なくやってきました。

家に帰れば一目散に過食して、見るも無残な食後の光景です。
そんな姿、到底人には見せられません。

でもそうやって、自分を開放して、自分から解放されて、長い年月を過ごしてきました。
どんなに時間がなくても過食嘔吐がやめられず、どんなに具合が悪くなっても誰にも秘密を言えず、ますます過食に気持ちが囚われました。

最初は、この年になるまで続くなんて思ってもみなかった。
体力も今よりあったし実際この年齢のこの病気の人を見たことがなかったから、いつか治るはず、やりたいことを見つけられたら変わるはず、本当に好きな人に甘えられたら治まるはず、と深く考えませんでした。
酔ったら忘れられる、とお酒に逃げたこともありますが、入院するまで痛めつけただけでした。

年々、無理や我慢は増すばかり、症状はひどくなるばかり、人とまともに付き合えない、誘われても断るばかり、私はダメな人間だ、何もできない人間だ、と孤独感も増すばかり、鬱や不眠、引きこもりなどなど。
暗い場面ばかりが思い出されます。

20代の頃、食事・行動療法で入院もしてみましたが、頑張り屋さんで通してすんなり退院し、すぐに症状が戻りました。
退院前に、両親とカウンセリングを3人で受けましたが、今となっては、あれは単なる父親への告知に過ぎなかったのではと思います。

今も私が過食嘔吐しているのを両親ともに知っていますが、入院しても治らなかった後は話題に出ることもなく、諦めているのかそのうち治ると思っているのか、見て見ぬふりをしているようです。
それでも言えない。
世の中で二人だけ、両親だけが知っているのに、知ってくれてるのに、自分からは言えない、叫びたいのに叫べない、もうどうしようもない、、、
そんな毎日です。

もうずっと逃げてきました。
私が言い出さなければすべて丸く収まってる。
何事もなかったかのように過ごしてるもん、大丈夫。。。

一度カウンセリングもして両親は了解済み、これ以上何をどうしろと言うのかという両親の声が聞こえてきそうです。
だから、ずっと苦しいことも辛いこともしまいこんで、イライラしては冷たい態度で、ひどい娘でした。
長い間浪費したお金も莫大で、本当にもったいないと思いますが、それより、本当の愛情も本当の友情も得ることができず、親孝行も全くしてこなかった。

素直に人に甘えることも苦手です。
普通の幸せを自分で遠のけてきてしまいました。
それがいちばん、後悔することで、それが今いちばん、経験したいことです。

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